日本は各地で大きな地震を経験しており、それにより建物の倒壊により家を失う人や、半壊でリフォームもしくは建て直しが必要になった人もいます。
地震はいつどこで起きるか分からないため、注文住宅を建てる時は耐震性も意識する必要があります。
今回は注文住宅の計画の際に覚えておきたい新耐震設計法や耐震性の高い家づくりのチェックポイントをご紹介していきましょう。

■注文住宅で大切な新耐震設計法について

注文住宅で大切な新耐震設計法について
注文住宅などで新築の建物を建てる場合、建築基準法に基づき一定の耐震基準を満たさなければなりません。
この耐震基準は何度も変更されており、基準はどんどん上がっています。
宮城県沖地震後に耐震基準を見直した「新耐震設計法」は昭和56年から導入され、耐震基準の目標や構造計算法が定められたことで、地震に強い家づくりが可能となりました。
しかし、平成7年117日に起きた阪神・淡路大震災の影響で多くの建物に被害が見られたため、より耐震化を強化するために「耐震改修促進法」が制定され、平成18年には改正されています。

■耐震性がある=絶対に被害がないわけではない

耐震性がある=絶対に被害がないわけではない
現在は新耐震設計法に基づき注文住宅も建てられているので一定の安全性が確保されていますが、全く災害の被害を受けないわけではありません。
この耐震性は中小規模の地震に対して被害を最小限に抑え、住み続けることができる性能を持つこと、大きな地震では倒壊を防ぎ人命を守れるほど耐えられるレベルの建物であることを基準としています。
なので、耐震性が高い=災害の被害が出ないわけではないということを理解して、耐震を意識した注文住宅を計画していきましょう。

■耐震性の高い注文住宅にするチェックポイント

耐震性の高い注文住宅にするチェックポイント
全く被害を受けるわけではありませんが、災害時のことを考えると耐震性は注文住宅でもしっかり考えていきたい要素です。
耐震性の高い家を実現するために、どんなことに注意すればいいのかチェックポイントをご紹介しましょう。

・信用できる施工・建築会社であるか

最近は最低限定められた基準以上の耐震性能を売りにしている施工・建築会社が増えています。
しかし、実際は提示した基準よりも低いケースもあるので、本当に信用できる会社か実績やどんな施工を行っているかなど確認する必要があります。

・構造への配慮

1階が駐車場などになっているピロティ構造や柱や壁が少なくなりやすい1階が店舗の構造、コの字やL字型など単純な構造ではない建物は耐震性が低い傾向にあります。
このような建物を建てる場合、どんな耐震プランが提案されるか確認しましょう。

家の倒壊リスクや人命保護は耐震性能が関わるので注文住宅でも大切な要素ですが、専門的なので素人だけでは良し悪しの判断は難しいでしょう。
しかし、良心的な施工・建築会社は分かりやすく耐震への工夫を説明してくれるので、ちゃんと説明があるかどうかが信用できる会社か見極めるポイントになると言えます。
また、複雑な構造で注文住宅を建てる場合のリスクもしっかり確認して、理想的な注文住宅を建てるようにしましょう。